こんにちは、鎧谷つかさ(@B5pKUteU1CYpJBM)です。
年間指定席の購入者には、10の特典があることをご存知ですか━━
- 公式戦入場券・駐車場の先行販売
- オフィシャルカレンダー・卓上カレンダープレゼント
- 選手使用済用具のプレゼント(申し込み抽選)
- 始球式(申し込み抽選)
- クライマックスシリーズ、日本シリーズ入場券の優先販売
- オープン戦、ウエスタンリーグ招待
- 年間指定席オリジナルグッズのプレゼント
- ファン感謝デーに招待
- 次年度年間指定席の優先販売
- 球団だより
第10の特典『球団だより』の2020年1月号で、2019年シーズンで引退し、スコアラーに転身した岩本貴裕さんのインタビュー記事が掲載されています。
この記事は、元カープの岩本貴裕さんが胸中を語った『球団だより 2020年1月号』の要約です。
がんちゃんと呼ばれ親しまれた岩本貴裕選手 現役引退から球団スコアラーへ!
2008年にドラフト1位でカープに入団し、カープ一筋で11年間プレーした ”がんちゃん” こと岩本貴裕選手。
2019年10月に戦力外通告され現役引退を決意。
その後、球団から1軍スコアラーを打診され、2019年12月に正式契約し、裏方に転身。
「現役時代はスコアラーから投手の特徴や得意球を確認して打席に向かい、助けられた思いが強いので、次は自分がスコアラーとして選手が思い切ってプレーできるように頑張りたい」意気込んでいる。
現役引退にピリオドを打った決断は・・・
- 年齢、出場機会が限られるなか、ここ1~2年は引退の2文字も頭のなかにあった
- 戦力外通告を受けたら辞めようと決めていた
- 戦力外通告を受けたときは、気持ちの整理もできていたので、すっきりと終われた
- 幼少期から旧市民球場に足を運び応援していたチームに入団できたこと、「がんちゃん、がんちゃん」と呼んでもらったことがうれしかった
- 11年間、カープでプレーできて幸せだった
- 金本知憲さんから引き継いだ背番号「10」はありがたさの反面、いい結果を出せずに申し訳ない気持ち
入団から11年間の現役生活は・・・
- マツダスタジアムは開場と自身のルーキーイヤーが一緒(2009年)なので、思いである球場
- プロ初ホームラン(2010年7月4日 横浜ベイスターズ戦)がマツダスタジアムだったのを覚えている
- 初年度は広島出身で期待も大きいなか、結果が出ず、申し訳ない気持ちがあった
- 2年目(2010年)は、後半戦で本塁打も出て手応えがあった(14本塁打)
- 3年目は(2011年)は、開幕から慢性的な右膝痛に悩まされた
- シーズンでも良い結果が残せず、そのオフに膝の手術を行った
- 2015年から3年連続で3割をクリアしながらも1軍定着できなかった
- 2015年に左腋窩動脈閉塞症で手術
- 思うようにいかないことが多かった11年間だった
- 代打出場が多く、年間通じてフル出場できればよかった
現役のなかで思い出の試合は・・・
2010年8月27日・29日 巨人戦 @マツダスタジアム
- 巨人の守護神・クルーンから放った同点2ランホームラン
- 2日後の同カードで、クルーンから2発目のホームラン
2017年7月12日 DeNA戦 @マツダスタジアム
- 7回2アウト満塁から走者一掃のツーベース
- 積極果敢に3塁を狙ってスライディングするもボールが膝に直撃
- 痛みで倒れ込むが、河田3塁コーチから「行け行け行け~!」とホーム突入指示
- 痛みを我慢して走るが、キャッチャーへの返球の方が早い
- 咄嗟にジャンプで構えるキャッチャーを避けるが激突
キャッチャーと衝突する岩本貴裕さん
ちなみに
- マツダスタジアムで登場曲を流したのは岩本貴裕さんが初めて
- 最初のころは「白い雲のように」(猿岩石)を使用
- シンガーソングライターの佐々木リョウさんが応援ソング「ガンファイト」をプレゼント
- 代打での登場が多く、あまり流せなかったことが残念と語っている
三度のリーグ優勝については・・・
- 2016年のリーグ優勝の瞬間は自宅のテレビで胴上げを見ていた
- 幼少期からのファン目線では優勝がうれしかったが、選手としてはその場にいない悔しさがあった
- 2017年のリーグ優勝ではベンチにいた
- 3度の優勝のなかで一番貢献できたのは2017年だった
球団スタッフの仕事を打診されたときは・・・
- 話があったときは、本当にうれしかった
- サポートしていけるよう頑張ろうという気持ちになった
- 現役時代は、スコアラーの情報提供に随分助けられたという思いがあった
- スタメンの選手だけでなく、代打・代走によって的確な情報が重要
- 選手が思い切ってプレーできるようデータ分析を心掛けたい
「球団スコアラー」の仕事は・・・
- 担当のヤクルトを追いかけて、神宮球場や各球場のバックネットを陣取る
- 投手や打者のデータ分析で、首脳陣や選手に攻め方などを伝えていく仕事
- カープと対戦前の6試合では、二つ前のカードで投手のデータ、一つ前のカードでは打者のデータつくりを行う
- 試合当日のミーティングでは、戦い方のポイント、相手情報、注意点などを指示する
- 試合中はベンチ入りして、状況に応じて情報伝達する
- データが重要な現代野球では、パソコンとストップウォッチが必需品
- 公式戦はビデオ撮影が禁止で、録画したテレビ中継の映像を編集している
スコアラーとしての初仕事に向けて・・・
- 2月の沖縄キャンプでスコアラーが集結
- ヤクルトのキャンプ地(沖縄・浦添)で新加入選手のデータ収集を行う
- キャンプ前まではスコアラー室で試合の映像を見ながら投手の球種やコースのデータ入力作業
- 選手が思い切ってプレーできるように、自分も勉強してサポートしたいと意気込む
プロフィール
岩本貴裕(いわもと たかひろ)
1986年4月18日生
広島出身
182cm 96kg
広島鯉城リトルで野球を始め、広島市立牛田中学校を経て広島商業高校へ進学。
1年生からレギュラーに定着し、3年夏には4番・エースとして16年ぶりに甲子園に出場。
高校通算52本塁打。
※後列左から3番目が岩本貴裕さん
亜細亜大学では、1年秋からレギュラーとなり、東都大学リーグ4位となる大学通算16本の本塁打をマーク。
大学通算で3度のベストナインを受賞するなどの活躍をみせ、日本代表にも選出される。
2008年ドラフト1位で広島東洋カープに入団。
背番号は「10」
初出場は2009年5月28日 千葉ロッテマリーンズ戦(呉・二河球場)
7番・右翼手として先発出場し、初打席で初安打を放つ。
プロ通算成績は405試合で打率.253 31本塁打 131打点 1盗塁。
スコアラーとして、オープン戦でベンチ入り

自他共に認める、地元ファンに愛された選手でした。
舞台は変わりますが、これからもカープの為に、全力サポートしてもらいたいですね!
本当に魅力的な選手でした。
コメント