こんにちは、鎧谷つかさ(@B5pKUteU1CYpJBM)です。
今シーズンの全日程が終了しました━━
66勝74敗3分け、勝率.471で5位というチーム成績でした。
もはや毎年恒例となった交流戦失速、秋山翔吾選手の新加入、コロナ感染による予期せぬ主力の大量離脱、終盤でのCS争いなど多くの話題を呼んだシーズンでしたね。
僕が独断と偏見で選んだ好ゲーム10選、ワーストゲーム3選、
また、シーズン総括もしたので一緒に振り返ってもらいたいと思います。
好ゲーム 10選
3月25日(金) DeNA戦
開幕前、多くの解説者が軒並みカープを最下位予想
ファンも半信半疑で迎えた開幕戦のマウンドには、4年連続開幕投手となった大瀬良
2回、ルーキー・末包のプロ初打席初ヒット初打点となるタイムリーで先制
すると、流れを掴んだチームは9回までに先発全員安打で11得点の猛攻
11ー3での大量リードで迎えた9回裏、最後はかつてのストッパー・中﨑が復活の3者凡退で快勝
投打が嚙み合ったカープは、2年ぶりの開幕戦白星発進となった
3月29日(火) 阪神戦
地元開幕戦となった一戦で、新外国人のマクブルームが初スタメンとなった
3回に菊池涼が史上8人目となる通算300犠打目を達成
7回には、黒原がプロ初登板となったマウンドで糸原から空振り三振を奪うなどの活躍
1ー2で迎えた9回裏、マクブルームがケラーから来日初ヒットとなるライト前ヒットで出塁すると、代走の曽根が二盗に成功
その後、上本のフォアボールと代打・長野の内野安打で満塁にチャンス拡大
この絶好のチャンスで1番・西川がライトオーバーとなる逆転サヨナラ打を放ちサヨナラ勝ちをおさめた
驚異の粘りで劇的勝利をつかんだカープは、開幕からの連勝を4に伸ばし、本拠地開幕戦を最高の形で締めくくった
4月24日(日) DeNA戦
9回の攻防を終えて両チーム譲らぬ膠着状態のまま、3-3の同点で延長戦へ
延長10回表、6番手の塹江が牧にソロホームランを浴び、勝ち越しを許して敗色濃厚ムードが漂う
延長10回裏、抑えの三嶋から西川、マクブルームが連続フォアボールを選ぶと、坂倉がセンター前に同点タイムリーを放って4-4
その後、1アウト満塁にチャンスを拡大させると、小園がセンターに犠飛を運んで劇的勝利
劣勢から一転、5-4で今季2度目の逆転サヨナラ勝ちをおさめたカープは、DeNA相手には今季の対戦成績を6戦6勝とした
4月29日(金・祝) 中日戦
2連敗中で迎えた一戦は大瀬良と髙橋宏の両先発でプレイボール
両チーム無得点で迎えた5回、堂林が中京大中京の後輩でもある高橋宏から2号ソロホームランをレフトスタンドへ運んで均衡を破る
先発の大瀬良はこの1点を守り抜くピッチングで、2塁すら踏ませない2安打完封勝利をみせた
1-0で投手戦を制したカープは、この勝利が節目の球団通算4500勝となった
6月22日(水) 阪神戦
1点リードで迎えた7回、3番手のケムナが佐藤輝にタイムリーを打たれて3-3
その後、打線はチャンスは作ったものの決め手を欠いて延長戦に突入
延長10回表、6番手の松本も佐藤輝にタイムリーツーベースを浴びて3-4
延長10回裏、追い詰められたカープだったが、坂倉がアルカンタラから5号ソロホームランを放って4-4
延長11回、宇草がアルカンタラからサヨナラホームランを放って劇的勝利
宇草がプロ初のサヨナラ弾、ルーキー・松本のプロ初白星を記録
対阪神戦で無傷の9連勝をおさめて3位をキープ
一時は敗北覚悟の流れから驚異の粘りをみせたナインに対して、ファンは大いに盛り上がった
7月2日(日) 巨人戦
森下と菅野の両右腕の投げ合いで始まった一戦
先発の森下は8回122球を投げて5安打11奪三振無失点の好投を披露
森下を援護したい打線だったが、白星をつけることができず9回裏の攻撃へ
9回裏、レフト前ヒットで出塁した菊池涼を1塁に置いて、4番のマクブルームがサヨナラとなる9号2ランホームランを右中間スタンドに運んで劇的勝利
今季5度目のサヨナラ勝利を飾ったカープは連勝で、2位・巨人と0.5ゲーム差に肉薄した
7月15日(金) 巨人戦
初回、1アウト2塁から秋山が移籍後第1号となる2ランホームランを右中間スタンドに運んで2-0
4回、大瀬良が中田のセカンドゴロの間に1点を失って2-1
6回、大瀬良が大城に同点タイムリースリーベースを許して2-2
膠着状態のまま、9回の攻防が終了して延長戦に突入
延長11回表、2アウト満塁のチャンスを作ると、途中出場の磯村が値千金となる2号満塁ホームランを放って6-2
延長11回裏、5番手の中﨑が大城にソロホームランを浴びたものの、後続を打ち取って、6-3で逃げ切り勝ち
カープは今季東京ドーム初勝利を挙げて、3位タイに浮上した
この勝利がチームに勢いをつけて、後の3試合連続満塁ホームランとカード3タテの足掛かりとなった
8月6日(土) 阪神戦
今年で15度目となったピースナイター
先発のアンダーソンが2回に1点、3回には2点を失って0-3
4回表、2番手の藤井が佐藤に2点タイムリーツーベースを打たれて0-5
完全なワンサイドゲームになるかと思われたが、4回裏に1軍復帰した西川の併殺崩れの間に1点を返す
7回、野間のタイムリー内野安打で2-5
3点を追う9回、抑えの岩崎からノーアウト1塁2塁のチャンスを作ると、上本のセカンド内野安打が1ヒット1エラーとなって3-5
さらに1アウト2塁3塁の場面で、菊池涼の打球はショート・中野のエラーを誘い、土壇場で5-5の同点に追いつく
続く1アウト2塁の場面で、秋山がライト前にサヨナラタイムリーを放って劇的勝利
今シーズン6度目のサヨナラ勝ちで連敗を7でストップさせて、ようやく後半戦初勝利を挙げた
8月17日(水) 中日戦
九里と髙橋宏の両先発で始まった一戦は、3年目の韮澤が8番・セカンドでプロ初スタメン
両先発の好投が光り、投手戦の様相を呈したまま9回の攻防へ
9回表、九里は1アウト1塁の場面で木下拓を三振に打ち取ると、磯村が1塁ランナー・ビシエドの二盗を阻止してチェンジ
先発の九里は134球を投げて4安打5奪三振無失点の熱投を披露して、リリーフ陣にマウンドを譲る
9回裏、九里に白星をつけたい打線だったが3者凡退に終わり、延長戦に突入
延長11回、2アウト2塁の一打サヨナラの局面で、代打の松山が根尾からセンターオーバーを放ち、1-0で劇的勝利
今季7度目のサヨナラ勝ちをおさめたカープが投手戦を制して、7月31日以来となる3位に浮上した
ワーストゲーム 3選
6月5日(日) オリックス戦
雨が降り続ける悪天候の中でプレイボール
3回、中村奨のタイムリーで1点先制
直後の4回、先制点をもらったアンダーソンだったが、杉本に同点タイムリーを打たれて1-1
6回、坂倉がタイムリーツーベースを放って、2-1の勝ち越しに成功
7回、2番手の塹江がT-岡田、伏見への連続フォアボールでピンチを招くと、3番手のケムナにスイッチ
続く野口の犠打を會澤が送球エラーして、自滅でノーアウト満塁のピンチを背負う
ケムナが安達に逆転となる2点タイムリーツーベースを浴びて2-3
さらに福田にスクイズ、宗にはタイムリー内野安打を許して2-5
一方の打線は、7回以降は一人のランナーを出すことができず、あえなく逆転負け
選出理由
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- オリックス3連戦の全てで逆転負け
- 2018年から続く、対オリックスの連敗が12に伸びる
- 今季最大7あった貯金が無くなり5割後退
- 交流戦2度目の3タテ
7月29日(金) 中日戦
オールスター明け、後半戦初戦は大瀬良と高橋宏の両右腕が先発
初回、大瀬良が阿部の犠飛で1点を失う
さらに大瀬良はビシエドにもソロホームランを浴びて0-2
3回、大瀬良はビシエドに2打席連続本塁打となる2ランを打たれて0-4
5回、2番手の薮田が土田に2点タイムリーツーベースを浴びて0-6
8回表、4番手の松本がビシエドに本日3本目となる2ランホームランを打たれて0-8
8回1アウトまで、髙橋宏に無安打無得点投球を許していたが、小園がセンター前ヒットを放ってノーヒットノーランを阻止
9回、5番手・藤井のワイルドピッチで1点を失って0-9
投げては14安打9失点3被弾の投手陣、打ってはわずか1安打でノーヒットノーラン阻止がやっとの打線
見せ場なく終始劣勢の展開で今季9度目の零封負けとなり、再び借金生活に突入して3位へと後退した
選出理由
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- 後半戦初戦にもかかわらず、見せ場のなく完敗
- 髙橋宏にノーヒットノーラン寸前の1安打
- ビシエドに1試合3被弾を献上
- 借金生活に突入
9月1日(木) 阪神戦
CS進出圏内の阪神に、これ以上は絶対負けられない
野村と才木の両先発でプレイボール
打線は1回から3回まで得点圏にランナーを進めるも、1点が遠い展開
3回、野村が大山にタイムリーを打たれて先制点を献上
5回、野村は近本のソロホームランとロハス・ジュニアのタイムリーツーベースで3点差にリードを広げられる
6回、2番手の島内はセカンド・上本の連続エラーで1点を失って0-4
さらに佐藤輝には走者一掃のタイムリースリーベースを浴びて0-7
続く5番の大山を迎えた場面で降雨によって一時中断となる
再開後、3番手の塹江が大山にタイムリーを打たれて0-8
ここで雨がさらに激しくなり降雨コールドで今季13度目の完封負けを喫した
同一カード3連敗で借金は今季ワーストの9に膨らみ、5位転落となった
選出理由
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- CS進出を争うの阪神相手に3タテを喫する
- 今季13度目の零封負けで打線沈黙
- 登板した3投手が失点するワンサイドゲーム
- 雨天コールドによる消化不良
シーズン総括
鈴木誠也がメジャー移籍し、絶対的な主軸を欠いたチーム
その大きな穴を埋める作業から始まった
導き出した答えは、鈴木誠也の穴を一人で埋めるのではなく、
『繋ぎの野球』を目指すことだった━━
一方、評論家をはじめとする世間の評価は厳しいものだった
開幕前の順位予想では軒並み最下位予想…
だが、いざシーズンが開幕すると、開幕戦を17安打11得点で快勝して、29年ぶりとなる開幕6連勝で最高のスタートダッシュを決めた
予想を覆す躍進ぶりにファンは心を躍らせた━━
しかしながら、4月、5月と進むにつれて徐々に負けが込み始めた
6月の交流戦ではパ・リーグ相手の苦手意識は払拭されることはなく、
5勝13敗と大きく負け越して交流戦最下位に沈むなど一気に失速
この状況で西川龍馬が長期離脱して、追い打ちをかけられた
7月、もどかしい戦いが続くチームに吉報が舞い込んだ━━
秋山翔吾の新加入である
盛り返しの機運が高まったと思われたが、夏の正念場で不運に見舞われた…
ファームでコロナ陽性者が大量発生すると、1軍にも波及
8月、佐々岡監督を始めとする菊池涼介、野間峻祥、小園海斗ら1軍の主力選手にもコロナ陽性者が続出して勢いを失った
先発ローテーションを守ってきた左腕エース・床田寛樹の右足関節骨折も8月だった
9月、秋山翔吾がコンディション不良で離脱、菊池涼介の体調不良、マクブルームの打撃不振などチーム状態は上向かず苦しい戦いを強いられた
決して、状況が良いとは言えない中、チームはCS進出圏内に食らいついていた
終盤の阪神、巨人とのCS争い
前半戦は大車輪の活躍だった先発陣、開幕当初から不安視されていたリリーフ陣の投手崩壊
逆転負けの回数は、リーグ最多となる34度を数えた
シーズン最少盗塁数を更新するなど、伝統であった機動力も鳴りを潜めた
振り返れば、投手力、機動力、長打力、采配面で他球団との差を露呈する、課題の多いシーズンとなった
今シーズンの悔しさを胸に、来シーズンでのリベンジに期待したいものだ

佐々岡監督が成績低迷の責任を取って辞意表明しました。
人望や他者への優しさを感じる反面、勝負勘の無さや運の悪さも感じました。
結果は別として、チームの為に最善を尽す、真面目な印象でした。
3年間お疲れ様でした。
来年こそは日本一!!!
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