【カープ】交流戦2022年の総括|やっぱり今年もダメだった…

交流戦2022年の総括 ヘッダー画像

 

こんにちは、鎧谷つかさ(@B5pKUteU1CYpJBMです。

 

2022年交流戦、できることなら振り返りたくもないですよね!怒

5勝13敗(勝率.278) 最下位
  • 3シーズン連続最下位(2020年は中止)
  • チーム本塁打2本のワースト記録(菊池涼、坂倉のみ)
  • 18試合制後、最多負け数となる13敗
  • ソフトバンク戦では計26失点の大敗続きで3連敗
  • オリックス戦は2017年以来勝ち星がなく12連敗
  • 交流戦期間中の連勝なし
  • 交流戦前の貯金6⇒交流戦後は借金2

 

なんじゃこりゃっ! 本当に散々たる結果でした。

 

過去の戦いを振り返るとともに、なぜ交流戦に弱いのかを交流戦が終了したからこそ、

鉄は熱いうちに打て”の精神で考察します。

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交流戦通算成績

勝率 順位
2005年 11 24 1 .314 11
2006年 16 20 0 .444 9
2007年 5 18 1 .217 12
2008年 13 11 0 .542 6
2009年 14 9 1 .609 3
2010年 10 12 2 .455 10
2011年 6 16 2 .273 12
2012年 10 11 3 .476 6
2013年 11 13 0 .458 8
2014年 9 15 0 .375 12
2015年 9 9 0 .500 7
2016年 11 6 1 .647 3
2017年 12 6 0 .667 2
2018年 7 11 0 .389 10
2019年 5 12 1 .294 12
2020年
2021年 3 12 3 .200 12
2022年 5 13 0 .278 12
  • 最下位(6回)
  • 勝ち越し4回、負け越し12回、5割1回、中止1回
  • 過去最高順位は2017年の2位

球団別対戦成績

ソフトバンク

勝率
2005年 2 3 1 .400
2006年 3 3 0 .500
2007年 1 3 0 .250
2008年 1 3 0 .250
2009年 1 3 0 .250
2010年 2 2 0 .500
2011年 0 3 1 .000
2012年 0 3 1 .000
2013年 2 2 0 .500
2014年 0 4 0 .000
2015年 2 1 0 .667
2016年 1 1 1 .500
2017年 1 2 0 .333
2018年 1 2 0 .333
2019年 1 2 0 .333
2020年
2021年 0 1 2 .000
2022年 0 3 0 .000
通算 18 41 6 .305

西武

勝率
2005年 2 4 0 .333
2006年 2 4 0 .333
2007年 1 3 0 .250
2008年 3 1 0 .750
2009年 2 1 1 .667
2010年 3 1 0 .750
2011年 1 2 1 .333
2012年 3 1 0 .750
2013年 4 0 0 .000
2014年 2 2 0 .500
2015年 1 2 0 .333
2016年 3 0 0 1.000
2017年 2 1 0 .667
2018年 1 2 0 .333
2019年 1 2 0 .333
2020年
2021年 1 1 1 .500
2022年 1 2 0 .333
通算 33 29 3 .532

ロッテ

勝率
2005年 1 5 0 .167
2006年 2 4 0 .333
2007年 0 4 0 .000
2008年 3 1 0 .750
2009年 3 1 0 .750
2010年 2 1 1 .667
2011年 2 2 0 .500
2012年 1 1 2 .500
2013年 1 3 0 .250
2014年 2 2 0 .500
2015年 1 2 0 .333
2016年 1 2 0 .333
2017年 2 1 0 .667
2018年 1 2 0 .333
2019年 1 2 0 .333
2020年
2021年 1 2 0 .333
2022年 1 2 0 .333
通算 25 37 3 .403

楽天

勝率
2005年 4 2 0 .667
2006年 2 4 0 .333
2007年 2 2 0 .500
2008年 2 2 0 .500
2009年 3 1 0 .750
2010年 0 4 0 .000
2011年 1 3 0 .250
2012年 2 2 0 .500
2013年 3 1 0 .750
2014年 3 1 0 .750
2015年 2 1 0 .667
2016年 1 2 0 .333
2017年 1 2 0 .333
2018年 3 0 0 1.000
2019年 2 1 0 .667
2020年
2021年 0 3 0 .000
2022年 1 2 0 .333
通算 32 33 0 .492

日本ハム

勝率
2005年 1 5 0 .167
2006年 4 2 0 .667
2007年 0 4 0 .000
2008年 2 2 0 .500
2009年 2 2 0 .500
2010年 2 1 1 .667
2011年 1 3 0 .250
2012年 2 2 0 .500
2013年 0 4 0 .000
2014年 2 2 0 .500
2015年 0 3 0 .000
2016年 2 1 0 .667
2017年 3 0 0 1.000
2018年 1 2 0 .333
2019年 0 2 1 .000
2020年
2021年 1 2 0 .333
2022年 2 1 0 .667
通算 25 38 2 .397

オリックス

勝率
2005年 1 5 0 .167
2006年 3 3 0 .500
2007年 1 2 1 .333
2008年 2 2 0 .500
2009年 3 1 0 .750
2010年 1 3 0 .250
2011年 1 3 0 .250
2012年 2 2 0 .500
2013年 1 3 0 .250
2014年 0 4 0 .000
2015年 3 0 0 1.000
2016年 3 0 0 1.000
2017年 3 0 0 1.000
2018年 0 3 0 .000
2019年 0 3 0 .000
2020年
2021年 0 3 0 .000
2022年 0 3 0 .000
通算 24 40 1 .375
Point
    • ソフトバンクが大の苦手
    • 西武には唯一の勝ち越し
    • オリックス戦は2018年から12連敗中

2022年の敗因分析

理由① 過度な苦手意識

2005年から始まった交流戦━━

2020年は中止だったので、計17回の開催

2005年から今でも現役なのは、2004年入団の白濱裕太だけです。

白濱はプロ生活の多くを2軍で暮らしている為、次点は2007年入団の會澤翼となります。

この間、チームに所属する選手は入れ替わり、世代も交代しています。

しかし、主力が誰になっても、本来固定概念があるはずのない新外国人選手やルーキーたちが出場しても結果は出ません。

チーム内に根深い苦手意識が蔓延していると、考えるのが自然でしょう。

その一因として、地元メディアをはじめとする外野が騒ぎ立て過ぎているのかもしれません。

交流戦に突入する前、佐々岡監督が『変に意識せず』という言葉を発していました。

自然体であろうとする程、結果を求めて逆効果、負のスパイラルに陥っているように感じています。

人間は意識をする、感情を持つ生き物です。

もはや、『意識するな!』は不可能な領域で、意識した上でどのように対処するかを考える方が近道なのではないでしょうか━━

理由② DH制の軽視

レギュラーシーズンと交流戦の違いに、DH制があります。

DH有無での勝敗
DH有 DH無 勝率
3 6 .333
2 7 .222
5 13 .277

これだけでは、あまりDH有無での大差が分かりませんよね?

 

では、次の表ではどうでしょうか?

DH有 DH無
得点 12 21
失点 48 35
得失点差 -36 -14
零封負け 4 1

上記の表が何を意味するか。

つまり、

DH制になると得点が減少して、失点が増加する

ということです。

相手投手が打席に立たない、DH制になると失点が増加するのは理解できます。

しかし、肝心の味方打線は得点が減少するのは、いかがなものか。

対戦投手の出来や球場の特性など、様々な要因が絡み合うので、一概には言えません。

ですが、DH選手の打撃成績は散々たる内容でした。
※DH出場時のみの打撃成績

松山竜平
打率.143(21打数3安打)0本塁打 1打点

長野久義
打率.000(7打数0安打)0本塁打 0打点

合計
打率.094(32打数3安打)0本塁打 1打点

正直、この成績では投手が打席に立っても変わりません。

むしろ、投手の森下暢仁の方が打つのではないのでしょうか。

 

交流戦18試合のうち、パリーグ本拠地のみ採用されるので、DH制は全9試合です。

たかが9試合、されど9試合です。

シーズン143試合のうち、たった9試合(約6.3%)の為にDHの補強や準備をしなければならないのか、

と軽視してないでしょうか。

今シーズン、DH制に向けて事前準備は十分でしたか?

これは首脳陣だけではく、フロントを含めての話です。

”9試合に引っ張られて交流戦で躓く、交流戦に引っ張られてシーズンで躓く”

この光景を何度目にしたことか。

2022年の交流戦、DH制の試合で2勝していますが、

よく2勝も出来たな…、と不思議でなりません。

結果論になりますが、DH末包昇大林晃汰正随優弥らを起用してもらいたかったです…

理由③ 長打力不足

パリーグの野球は、力と力のぶつかり合いという印象が強く、

その力勝負で太刀打ちできなければ、上位は狙えません。

2022年の交流戦で優勝したヤクルトは、12球団最多の24本塁打を記録しています。

実にカープの12倍です…

ホームランは最低でも1点が入るプレーで、最大で4点を入れることができます。

このホームラン怖さに、バッテリーは警戒します。

しかし、カープ打線は長打力が絶対的に不足しているので、バッテリーは怖くありません。

初球からストライクゾーンにバンバン投げ込んできます。

そのファーストストライクを悠々を見送り、難しい球に手を出して空振りや凡打というケースが目立ちました。

受け身の姿勢を脱却して、ファーストストライクからスイングしてもらいたかったです。

理由④ 投手陣のバリエーション不足

勝ち 負け
床田 2 1
遠藤 1 1
九里 1 2
大瀬良 0 2
森下 0 3
アンダーソン 0 2
野村 1 0
塹江 0 1
松本 0 1
合計 5 13

セリーグでは、本格派として通用している大瀬良大地森下暢仁の2投手で0勝5敗と、全く勝てなかったことが印象的です。

カープ先発投手は防御率4.85が証明するように、序盤で勝負を決する投手崩壊が相次ぎました。

パリーグ球団からすると、日頃は佐々木朗希(ロ)、山本由伸(オ)、千賀(ソ)らの一級品投手たちと対峙しているわけなので、

大瀬良大地森下暢仁らの速球は丁度打ち頃なのかもしれません。

投手個人成績 上位10投手

交流戦2022の投手個人成績一覧

2022年の投手個人成績に目を向けると、上位十傑の中で8投手がセリーグ球団所属、残り2投手がパリーグ球団所属です。

カープはあまり苦手意識のない、青柳(神)、今永(De)、大貫(De)、大野雄(中)、髙橋圭(ヤ)、小川(ヤ)がランクインしています。

この投手たちはサウスポーであったり、本格派ではないタイプ(大貫はオーソドックスか…)です。

カープもサウスポーの床田寛樹が2勝したり、

同じくサウスポーのリリーフ投手の森浦大輔が好ピッチを披露したり、

技巧派の野村祐輔に白星がついたり…

真正面からの戦いだけでなく、目先を変えられる投手バリエーションが必要に感じました。

理由⑤ 短期決戦の心得が欠如

交流戦は同じ相手と3試合しか戦いません。

その意味では、交流戦は間違いなく短期決戦と言えます。

短期決戦で必要な心得は、自チームに如何にして試合の流れを呼び寄せるか、

掴んだ流れを手放さない様に工夫するか、

相手チームを浮足立たせるか、

この目に見えない『流れ』や『展開のあや』が非常に重要です。

得点機での無得点を続けていたり、守りの時間が長くなると流れは必然的に相手チームに行きます。

調子が上向かない選手を待ち続けて、結果が出ない選手と共倒れしていては、あれよあれよ短期決戦は終了します。

この18試合に関しては、投打ともに後手後手過ぎました。

聖域を作らず、代わりの選手を1試合でも早く見つけ出すこと。

短期決戦では『ラッキーボーイ』を作れるかが重要な鍵になります。

開幕直後の上本崇司のように、交流戦の間だけでも良いからと『調子重視』で割り切った戦い方が必要に感じました。

まとめ

いくつかの理由をあげましたが、『そんな単純な理由ではないっ!』と言いたい方もいるでしょう。

交流戦に弱いという事実を認めた上で、どのように乗り越えていくのか

毎年、この時期になると憂鬱になるカープファンも多いと思います。

ダメな時こそ冷静に分析して、ファンとしてカープを支えたいと思います。

過去、パリーグ球団にやられっぱなしなので、来年こそは逆襲してもらいたいものです!

意地を見せてくれ!
がんばれカープ!!!

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