こんにちは、鎧谷つかさ(@B5pKUteU1CYpJBM)です。
しなやかなフォームからキレの良いボールを投げ込む遠藤淳志投手。
プロ2年目の若干20歳にして、1軍初昇格を果たすと、8月には初勝利と初セーブを記録しました。
8月24日(土)中日戦で記録した初セーブは、球団最年少セーブの記録更新となりました。
初登板となった6月7日(金)ソフトバンク戦は、僕も現地で観戦していたので、個人的にも思入れがあるんですよね。
期待の右腕、遠藤投手の2019年シーズンの成績を振り返ってみましょう!
選手能力
球速
茨城県の霞ヶ浦高等学校からプロ入りした当初は、最速142km/hでした。
184cm、74kgのスラっとした細身の体格は、とても『プロ仕様』とは言えませんでした・・・
1年目は、ファームで体力づくり中心の練習メニューをこなしました。
その成果もあって、1年目のシーズン終了時には、体重が81kgに増え、球速も147km/hまで伸びました。
そして今シーズン、1軍初昇格から約2ヶ月が経った8月24日(土)の中日戦。
自己最速を更新する149km/hを計測しました!!!
この日は、嬉しいプロ初セーブあげた日と同じ日でした。
最速149km/h(2019年8月24、27、30日)
平均球速145km/h(2019年通年)
球種
変化球は3種類の持ち球があります。
- スライダー
- カーブ
- チェンジアップ
投球の約60%はストレートです。
変化球は、曲がりの大きいカーブ、110km/h台のチェンジアップを使います。
スライダーは、持ち球の中ではあまり使っていません。
決め球は、ストレートかチェンジアップを選択することが多いです。
2019年 シーズン成績
全てリリーフとして、34試合に登板しました。
42回2/3を投げ、1勝1敗1セーブ6ホールド、防御率3・16の成績を残しました。
データ出典: Yahoo!
成績考察
良かった点
- 42回2/3で被本塁打1(手元で伸びるストレートと変化球の緩急で、打者のポイントをずらす投球ができていた証拠)
- 最高球速と平均球速の差が少なく、常に質の良いストレートを投げていた
- ストレートで見逃し三振が奪える
- 大きく曲がるカーブがストライクを稼ぐボールとして有効
- チェンジアップで空振りが取れる
- 緊迫した場面でも、物怖じしない度胸がある
- 比較的早く、肩を作れる
課題
- 細かな制球に苦しみフォアボールが多い
- ストレートで空振りが取れると投球幅が広がる
- シーズン年間を乗り切る体力づくり
記録
- 初昇格:2019年6月7日(金)公示
- 初登板:2019年6月7日(金)ソフトバンク戦の7回表に3番手で登板し、1回無失点
- 初奪三振:2019年6月7日(金)ソフトバンク戦の7回表に真砂勇介選手から空振り三振
- 初ホールド:2019年7月25日(木)中日戦
- 初勝利:2019年8月21日(水)ヤクルト戦
- 初セーブ:2019年8月24日(土)中日戦
記録説明
6月7日(金)に初昇格と初登板でプロデビュー。
初登板から10試合連続で無失点を記録。
7月25日(木)の中日戦で初ホールドをあげるなど、首脳陣の信頼を得て、勝ちパターンの一角を任される。
8月にプロ初勝利とプロ初セーブを記録。
マツダスタジアムとナゴヤドームで1回ずつ、ヒーローインタビューも経験。
来シーズンへの期待
2020年シーズンは、先発に挑戦するようです。
遠藤投手は、先発へのこだわりを強く持っています。
先発挑戦となれば、目標設定はこのあたりにしてもらいたいものです。
- 開幕ローテーション入り
- 1年間ローテーション
- 規定投球回数到達
- 1試合平均四球率3.0個以下
2ケタ勝利とか防御率2点台などを望むファンの方もいると思います。
しかし、遠藤投手はまだ来年3年目の21歳です。
同世代が大学3年生であることも考えると、まずは開幕ローテーションに入ること。
次に、ケガなく1年間ローテーションを守りきるだけの体力とメンタルを磨いてほしいです。
『ケガなく』
これ、めちゃくちゃ大事なことですよ!
強靭な体がないと、練習で負荷を掛けられませんからね・・・
遠藤投手が良いピッチャーであることは、カープファンや他球団の選手にも十分知れ渡ったと思います。
とにかく離脱せず、先発ローテーションとして、1年間投げ続ける!
そうすれば、勝ち数や防御率などの結果は、おのずとついてくるはずです!!!
しかし、来シーズンから他球団の研究や遠藤対策が進むことが予想されます。
今年よりも相手打者を打ち取りづらくなるでしょう。
そこは、遠藤投手も成長することで、壁を乗り越えてもらいたいものですね。
これからも成長が楽しみな若き右腕・遠藤淳志投手。
皆さんも、一緒に応援していきましょう!!!
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