戦評
勝てばクライマックスシリーズ進出が決まる一戦は、ジョンソンが先発
野村、床田をブルペン待機させ、3位死守に向けて総力戦
2回、先発のジョンソンは平田にタイムリーを打たれて1点を失う
5回、1アウト1塁3塁のチャンスを作り、石原の打席で小笠原がワイルドピッチ
これで3塁ランナーの松山が生還して同点に追いついて1-1
7回、2アウト3塁でジョンソンが木下拓に勝ち越しのタイムリーツーベースを許して1-2
続く、代打・堂上には2ランホームランを浴びて1-4
さらに、大島にレフトヒットを打たれたところで床田と交代
プロ初救援となった床田は、京田をセカンドゴロに抑えて火消し
何とか反撃したい打線は、7回と8回は得点圏にランナーを進めるもあと一本が出ず無得点
最後まで得点を奪うことができなかったカープは、1-4で敗れた
また、今シーズン限りで現役引退する赤松は、9回からセンターで途中出場したものの守備機会や打席が回ることはなかった
赤松の1軍出場は、2016年10月1日のヤクルト戦以来で1091日ぶりだった
今シーズン最終戦で敗れて、3位確定とクライマックスシリーズ進出決定は先送り
今季の成績を70勝70敗3分けの勝率.500で終えた
4位・阪神が残り3戦全勝した場合のみ阪神がクライマックスシリーズに進出し、それ以外はカープの4年連続6度目のクライマックスシリーズ進出が決定する
赤松真人 引退セレモニー
試合前の始球式では、長男・慶馬君がピッチャー、次男・郁馬君がバッターとなり、赤松が捕手を務めた
試合終了後、今シーズン限りで引退する赤松真人の引退セレモニーが行われた
セレモニーは、赤松がカープに移籍してきた2008年以降、12年間の活躍をまとめたVTRから開始
スピーチでは、2016年12月に発覚した胃がんに触れ、家族、チームメート、全国から贈られる手紙や折り鶴の応援が絶大なパワーと述べた
時折、涙で言葉を詰まらせながら家族、ファンへの感謝も述べた
挨拶の後、闘病中も赤松を支えた、後輩の菊池涼介から花束が手渡された
菊池涼介の目には涙が浮かんでいた
2人の息子からも花束が手渡された
次に、チームメート、家族とともに記念撮影
さらに、チームメートから胴上げをされ5度宙に舞う
その後、チームメート、監督、コーチ、裏方さんら一人ひとりと惜別の握手を交わしてから場内を一周し、ファンからも惜しみない拍手と歓声と受けた
2010年8月4日の横浜戦(マツダスタジアム)で、村田のホームラン性の打球をフェンスによじ登って見事にキャッチしたスーパープレーは今でも語り草となっている
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